
21世紀の安全保障、危機管理を担う先端事業部、それがディフェンスシステム事業部です。
海外では国際紛争や民族闘争が、国内では地震、大雨、火山噴火等の大規模災害が頻発しています。特に21世紀になってからは、国際テロの被害にあう危険が、国内外ともに増大しています。これらの脅威から国民生活を守るために、国家の安全保障や危機管理を担う基幹システムやサービス・システム構築が重要です。当事業部は日立のハード、ソフト、メカトロニクス等の先端技術、システム・インテグレーション(SI)技術にてこれらの課題に貢献します。
海上自衛隊全体を指揮する広域指揮統制システムおよび水上艦や潜水艦の戦闘時に、敵艦艇の位置・運動を解析して敵艦艇攻撃を支援する艦船指揮管制システムを提供します。
■リモートセンシング・GIS分野
情報収集や災害監視等のニーズに向け、衛星画像の配信、解析、保存検索のリモートセンシング、並びに地図や地物を三次元空間情報として関連付けるGISシステムを提供します。
航空機や船舶の要員訓練を効率的に実施するため、実環境をCGや音響模擬でリアルタイムシミュレーションするVRシステムを提供します。
■情報通信分野
航空機や車両などが悪環境下で稼動する時でも、音声、数値、画像データを安定的に伝送するデジタル移動体通信ネットワークシステムを提供します。
電子タグを用いて、物品のトレーサビリティ管理の効率化などに寄与するソリューションを提供します。
■海洋および水中音響分野
潜水艦や機雷から船舶を守るため、送受波器、信号処理、画像処理、AI(人工知能)、CG技術等を駆使したソーナーシステムを提供します。
戦闘車両・支援車両、機動橋梁システム(浮橋、架橋)、船舶や車両への搭載システム等のメカトロニクスシステムを提供します。
■フィジカルセキュリティ分野
テロおよび不審者等が所持する爆発物・化学剤・薬物等の危険物を質量分析およびX線CT等の高性能応用技術で探知し、事件の未然防止を狙うセキュリティ製品を提供します。また犯罪の高度化への対応として次世代の技術研究を推進しています。
情報セキュリティ技術
サイバー攻撃に対する検知〜自律対処を実現するインシデントレスポンス技術、オープン環境における認可・認証技術等の開発を推進しています。
デジタル画像処理・GIS技術
各種観測衛星のデータから情報抽出、解析・分析のための目標抽出技術、画像鮮鋭化技術、情報融合技術の開発を推進しています。
ソーナー技術
海中物体の三次元映像化、海中・海底の可視化、海底埋設物の探知、水中高速移動体解析などの技術開発と、スケーラブルなソーナーシステムの開発を推進しています。
超小型センサ/通信処理技術
複数の超小型センサを組合せ、位置、状態等を計測し、柔軟なネットワークを経由して情報を伝送する技術を開発しています。各種小型無人機器の制御、センサネットワークや個人の情報共有システムへの適用を検討しています。
意思決定/データ融合技術
複雑環境下における移動体目標解析およびその性能向上を目的とした複数センサの探知データ融合技術の開発を推進しています。
ロボット技術
小型自律飛行体システム、自律走行車両システム等、自律移動技術と電気駆動技術、通信ネットワーク技術、GIS技術等を融合した無人化システムの開発を推進しています。